論文の残滓

特許実務に関するあれこれ。

特許権の存続期間の延長

研修も無事終わったので、ブログを再開することにします。

書籍の執筆があるため、春先からしばらく投稿しなくなる可能性もありますが。

 

年に1事件の頻度で知財高裁の大合議体判断が示されますが、

今年は表題の特許権の存続期間の延長に関する審決取消訴訟が合議体の判断対象となるようです。

 

知財高裁 大合議事件

http://www.ip.courts.go.jp/hanrei/g_panel/index.html

 

製薬関係の特許権は、1つの特許権で独占でき、マーケットが非常に大きものです。

このため、最大5年間特許権の存続期間が延長されるということは、企業業績にも大きな影響を与えるため、製薬関係の方はかなり注目されておられでしょう。

 

5月に判決が出るようですので、それまでに制度趣旨と審決内容とをネタに書いてみようかと思います。