論文の残滓

特許実務に関するあれこれ。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

拒絶理由通知時の応答期間の延長(その2)@国内

4月1日から出願手数料、審査請求料、特許料等の手数料が改定されます。 www.jpo.go.jp いずれも現在の手数料より若干お安くなりリーズナブル(?)になるようです。 大手企業にとっては、結構な額の手数料が浮くのではないでしょうか。 その分を使って、より…

特許審査基準(用途発明)の改訂(その2)@国内

先日、ブログで記載した食品用途発明の審査基準にする運用変更に関連し、 特許審査基準(用途発明)の改訂@国内 - 論文の残滓 食品用途を認める審査基準の運用を開始する旨の正式なアナウンスが特許庁からありました。 www.jpo.go.jp 新たな審査基準の運用…

PPH制度@中国

中国において、ベンチャー系の出願の権利化を行う際に困るのは、まともに使用できる日本のような早期審査制度がないこと。 中国にも優先審査制度は存在しますが、対象がグリーン関連等かなり限定されているため、対象となる出願はかなり少ないのが現状です。…

特許審査基準(用途発明)の改訂@国内

日本では、食品用途は下記のように用途としては認められていません。 特許・実用新案審査基準より抜粋 第III部 第2章 第4節 特定の表現を有する請求項等についての取扱い 3.1.2(2)請求項中に用途限定があるものの、請求項に係る発明が用途発明といえ…

拒絶理由通知時の応答期間の延長@国内

特許法条約(PLT)及び商標法に関するシンガポール条約(STLT)への加入に伴い、応答期間の延長制度の運用が変更され、便利になるようです。 www.jpo.go.jp 特許制度を例にあげると、現状は、在外者は期限延長請求書により最大3ヶ月延長できたのに対し、国…