論文の残滓

特許実務に関するあれこれ。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

UCB v Broadのインターフェアレンスの終了と今後の動向

UC Berkeley v Broadのインターフェアレンスに関するCAFC判決について3ヶ月前に下記の記事をアップしましたが、昨年末に動きがありました。 nannosono.hatenablog.com UCBは上告は行わず、CAFC判決が確定。この結果、再度審査部での審査に付されることになり…

振り回される植物特許@欧州

植物に関する知的財産権としては、主に育成者権または特許権が存在する。 ただし、育成者権に関連するUPOV条約では、かつて育成者権および特許権による植物新品種の二重保護を認めていなかったため、その名残で、特許権による植物品種の保護を現在も認めてい…