論文の残滓

特許実務に関するあれこれ。

2014-01-01から1年間の記事一覧

特許料の納付期限の延長 (US)

USで日本の108条3項のような規定があるか探したところ無い模様…。 Allowanceから3ヶ月もあるので、延長する必要性もないのでしょう。 MPEP 1036 Issue Fee [R-08.2012] 最終パラグラフ “The Director has no authority to extend the time for paying the is…

三極比較 スニップおよびハプロタイプに関する比較研究

書籍用に三極比較の資料の翻訳されていないパートについて、おおざっぱに翻訳した。 記録がてらに、ざっくり整理したものをおいておきます。 なお、全体に目を通した後の校正は行っていないため、内容は保証致しかねます。 元の比較研究報告内容のpdfは下…

異議申立と無効審判との相違点

来年度から異議申立制度が復活します。 ということで、異議申立と無効審判との相違点を表にまとめてみました。 特許権者側に対して不利な制度のため、権利者側の代理人となる場合にどのように対応するか等については細かな対策を考えておく必要がありそうで…

韓国特許法改正

韓国代理人が遊びに来たので、韓国特許法改正について色々聞いてみた。 1.仮出願制度の開始 クレームが無くても出願日が認定されるようなる。 クレームは優先日から1年以内に出せば良い。 英語での仮出願も可。ただし、出願日から1年2ヶ月以内に韓国語翻…

特許権の存続期間の延長

研修も無事終わったので、ブログを再開することにします。 書籍の執筆があるため、春先からしばらく投稿しなくなる可能性もありますが。 年に1事件の頻度で知財高裁の大合議体判断が示されますが、 今年は表題の特許権の存続期間の延長に関する審決取消訴訟…